パソコン修理依頼時の症状の記入について

パソコンの修理を依頼する時に重要となるのが、パソコンの症状を正しくメーカー(または修理業者)へ伝えることです。
ポイントとなる点などについて説明します。

詳細に記入する

パソコンの症状を記入する時は、なるべく詳しく症状を記入するように心掛けましょう。
パソコンの修理をする担当者にとっては、修理依頼品であるパソコン自体と、修理依頼書に書かれた情報が全てです。
症状の記入が簡略化されすぎていると、確認や再現が難しくなり、適切な修理ができない場合もあります。

例えば、「起動しない」という表現をよく見かけますが、パソコンそのものが起動しないのか、WindowsなどのOSが上手く起動しないのか分かりません。
起動中に何らかのエラー発生を表わす表示などがあれば、それらの情報も一緒に記入した方が良いと思います。

症状が詳しく書かれていると修理担当者が確認しやすい

メーカーによっては、修理依頼書のフォーマットに、症状に関するチェック項目が設けられていますので、もれなく記入するようにした方がよいでしょう。

時々しか発生しない症状について

パソコンの故障には、全く電源が入らないなど、常に症状が表れている故障と、時々フリーズするなど、たまにしか発生しない故障があります。
当然、後者の方が症状を確認することが難しくなります。

時々しか発生しない故障は、使用中などに突然発生することも多く、ユーザーにとっては煩わしい故障です。
また、修理担当者にとっては、症状を確認することができない場合もあり、予測で修理することも多い、難しい修理となります。
このような症状の修理を依頼する場合のポイントは以下の通りです。

○ 症状の発生頻度(何回に1回発生、何時間ぐらい使用すると発生など)
○ 発生する時の条件(特定のソフトを使用すると発生など)
○ 症状が改善する時の条件(電源OFF-ONで復旧するなど)
○ 症状が発生する直前の環境変化(あるソフトをインストールした直後から発生など)

これらの条件についても、メーカーによっては修理依頼書に記入欄を設けている場合があります。
なるべく正確に記入した方がよいでしょう。

残念ながら、ここで述べた情報をきちんと記入しても、メーカーで症状を確認できない場合もあります。
しかし、そのような時に行う、不良箇所の予測においても、これらの情報は参考となりますので、できるだけ正確に伝えるようにしましょう。

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