パソコン修理依頼時のパスワードについて

パソコンの修理では、修理担当者が症状を確認する時、設定しているパスワードの入力が必要となる場合があります。
修理依頼用の書類に記入するか、パスワードを解除してから修理に出す必要があります。
※パスワードを設定していない場合は特に必要ありません。

パスワードの種類

パソコンの修理で必要となるパスワードは、基本的に以下の2つとなります。

○ BIOS(セットアップメニュー)のパスワード
○ Windowsログオンのパスワード

2つのパスワードについて簡単に説明します。

BIOS(セットアップメニュー)のパスワード

BIOS(セットアップメニュー)のパスワードは、セットアップメニュー(起動時に特定のキーを押すなどして表示されるメニュー)の中で設定することが可能です。

BIOSパスワード設定画面の例

パワーオン・パスワードと呼ばれることもあり、このパスワードが設定されていると、起動時にパスワードの入力を求められ、入力しないままではパソコンを起動できなくなります。
修理を依頼する時には、解除するか、修理依頼書に間違いのないよう記入しましょう。
※元々設定していない場合は何もしなくても構いません。

BIOSパスワードの設定、変更方法はパソコンによって異なります。
取り扱い説明書やメーカーのサポート情報を参考にしましょう。

Windowsログオンのパスワード

Windowsログオンのパスワードは、Windowsを起動してログオンユーザーを選択するときに入力するパスワードです。

Windowsログオンパスワードの入力画面

このパスワードが設定されていると、パスワードを入力しない限り、そのユーザーでWindowsへログオンすることができません。
修理を依頼するときには、パスワードを削除してしまうか、修理依頼書に間違いのないよう記入しましょう。
※元々設定していない場合は何もしなくても構いません。

Windowsログオンパスワードの設定、変更方法は使用しているWindowsのバージョンなどによって異なります。
取り扱い説明書や、メーカーのサポート情報を参考にしましょう。
また、Windows XPなどでは、管理者と、それ以外のユーザーがあります。
パスワードが必要となるのは、管理者のものです。
不明な点などはメーカーサポートに確認しましょう。

その他のパスワード

上記の2つ以外にもパスワードが必要となる場合もあります。
一部のパソコンでは、ハードディスクにパスワードを設定できるものもあり、設定している場合には、そのパスワードが必要となります。
パソコンの症状確認で必要となるパスワードについては、修理依頼用の書類に記載されていますので、記入漏れのないように注意しましょう。

パスワードはなるべく解除する

修理依頼時のパスワードについては、各メーカーによって取り扱いが異なります。
基本的に解除するようにお願いしているメーカーもあれば、パスワードを修理依頼書に記入してもらうようにお願いしているメーカーもあります。

修理依頼書にパスワードを記入する方法でも問題ないとは思いますが、記入間違いが無いとも限りません。
その場合、ユーザーへパスワードの確認をすることが必要となり、そこで修理がストップしてしまいます。

また、本来パスワードというものは、人に知られてしまっては意味が無いものです。
相手が信頼できる場合でも、一度公開してしまったパスワードを使い続けることはお勧めできません。

可能な限り、パスワードは解除して修理依頼したほうが良いと思います。

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