パソコンメーカーの修理サービス

パソコンメーカーの修理サービス体制は、近年、非常に充実してきました。
パソコンメーカーが行っている、修理サービスの内容などについて、簡単に説明したいと思います。

宅配サービスが主流

メーカーのパソコン修理は、大規模な修理センターで行われることが多くなっています。
メーカー側としては、その方が効率良く修理できるからです。

修理センターで集中的に修理が行われるようになるとともに、修理品、修理完了品を宅配便で集配するサービスが主流となりました。
修理依頼から完了までの大体の流れは、以下のようになります。

1. メーカーの修理窓口へ修理依頼(電話、インターネットなど)
2. 宅配業者による修理依頼品の集荷(梱包なども宅配業者で実施)
3. 修理センターでの修理
4. 修理完了品を宅配業者が配送(有料修理の場合は料金を精算)

パソコン修理の宅配サービス

ユーザーがサービス窓口へ修理品を持ちこむ手間がなくなり、便利になったと思います。

インターネットで修理状況の確認が可能

パソコンの修理でメーカーへの問い合わせが多いのは、修理状況の確認です。
納期が長引いたりすると、ユーザーから状況を問い合わせる電話が多くなります。
電話が繋がらなかったりしてイライラすることも多いと思いますが、最近はインターネット上で修理状況の確認ができます。

メーカーのサポートサイトにアクセスし、伝票番号などを入力することで状況を確認出来ます。
しかし、肝心のパソコンが修理中ではアクセスできません。
一部のメーカーでは導入済みですが、携帯電話などからも確認できるようになれば、更に便利になると思います。

ユニット交換が基本

パソコンの修理では、「ユニット」と呼ばれる組品単位で、不良箇所の交換が行われます。
例えば、パソコンのマザーボード(パソコンのメインとなる基板)には、ICチップやコンデンサなどの電子部品が沢山実装されていますが、電子部品単位で交換するのではなく、マザーボードそのものを丸ごと交換してしまうということです。

修理代と納期のバランスを考えた上で、多くのメーカーがこの方式で修理を行っています。
ユニットに含まれない部分については、部品単位での交換を行います。

以上、簡単にメーカーの修理サービスについて述べました。
基本的なことばかりですが、予備知識として覚えておくと役立つのではないかと思います。

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