パソコンも他の家電製品と同様に、無償で修理を受けられる保証期間があります。
保証の内容について簡単に説明します。
パソコンの標準保証期間は、通常1年です。
製品を購入してから1年以内に故障した場合は、無償で修理サービスを受けることができます。
ほとんどの方が知っていることだとは思いますが、注意点をいくつか述べます。
○ 購入日は、製品に添付されている保証書(または販売店が発行した書面)に記載された日付となる。
○ 購入日は、使用開始日とは関係がない。(1年間全く使用していなくても保証期間は終了する。)
○ 保証期間内であることを証明できるものがない場合は、無償修理を受けられないこともある。
1年以上経過しても、全然使っていないのに故障したら無償修理になるのでは?という考えを持つ方がいますが、上記の通り、保証規定で定められているのは、多くの場合「購入日」です。
また、購入日が記載されていない保証書は、無償修理サービスについては何の効力もありません。
必ず、購入日が分かる書面を保管しておくようにしなければなりません。
保証期間内にパソコンが故障した場合に受けれるサービスは、無償修理です。
新品と交換してもらえるわけではありません。
初期不良などで新品との交換を希望される場合は、メーカーのサービス窓口に依頼するよりも、購入した販売店に相談してみた方が良いと思います。
ただし、品質的な問題などについては、販売店だけでは分からないこともあるので、そのような場合はメーカーの窓口に相談した方が良いと思います。
保証期間内の故障でも、全て無償で修理を行うわけではありません。
下記のようなものについては、有料となる場合があります。
○ あきらかにユーザーの過失によるものだと分かる故障。(落下による破損、水濡れなど。)
○ 保証規定で定められている「消耗品」の寿命による故障。(電池など。)
パソコンの場合は、購入後に様々な周辺機器や内蔵部品を増設することが可能です。
作業時の不注意などで故障させてしまった場合も有料修理となるので、注意が必要です。
現在、各パソコンメーカーでは、上記の標準保証と同じ内容のサービスを延長して行うオプションサービスを用意しています。(有料)
保証期間終了後のパソコン修理費用は比較的高額であるため、ユーザーにメリットの多いサービスであると思います。
※この他に販売店が独自で行っている保証期間延長サービスもあります。
この保証期間延長サービスは、加入できる期間が制限されている場合があります。(購入後1年以内など。)
製品購入時に検討し、必要であれば、すぐに加入してしまった方が、安心してパソコンを使用できます。
以上、簡単な説明でしたが、保証についてはトラブルが少なくありません。
保証内容を誤解している場合が多いので、確認してみると良いと思います。