パソコンの修理では、多くの場合何らかの部品(ユニット)を交換します。
修理で交換した部品の取り扱いについて、簡単に説明します。
基本的にメーカーでは故障部品(不良と判断され交換した部品)をユーザーへ返却しません。
メーカーの修理規定などにも記載されています。
メーカーが部品交換料金として請求している料金は、部品自体を販売している価格ではなく、その部品を交換した場合に発生する料金ということになります。
ユーザーが部品を購入するための料金ではない点を理解しておく必要があります。
修理で交換した故障部品(ユニット)は、メーカーの判断によって、リサイクルされるものと廃棄されるものがあります。
リサイクルされるものは、新品同様の品質であることを条件に、修理用の部品として使用されることもあります。
部品交換料金は、このようなリサイクルシステムを勘案して定められています。
ハードディスクなど、ユーザーのデータが保存されている部品については、データを完全に消去します。
これは、リサイクルする場合でも、廃棄する場合でも同じです。
メーカー以外のパソコンショップなどで修理をしてもらった場合には、故障部品も返却してもらえることがあります。
パソコンショップなどでは、部品単体の販売もしているので、部品代を支払うことでその部品を購入し、有料で交換作業をしてもらうという考え方があるからです。
ユーザーが購入した部品を使用するため、元々付いていた故障部品もユーザーへ返却するということです。
お店によって対応が異なると思いますので、返却を希望する場合は事前に確認した方がよいでしょう。